目の前のクライマックス進出を期待するより、残り試合は来年に繋がる試合を!
どうも、たつとらです。
今年もそろそろペナントレースが終わりますね。クライマックスシリーズに向けてセ・リーグは今年は例年以上に激しい争いをしています。
この現時点(10月1日現在)で優勝は、結局のところ総合力で勝る広島が他を圧倒しての優勝でした。一方、我が阪神はというと現時点で、3位とのゲーム差は4ゲームと厳しい状態と言えます。残り試合は、阪神が一番多く10試合残っていますが、逆に試合数が多くて落とせないという意味でかなりのプレッシャーと言えるでしょう。ホームゲームで勝てないチームがホームゲームを多く残していては厳しいしょうね。
もういっそうの事、今シーズンはクライマックスはあきらめた方がいいと自分は思っています。クライマックスに進出しても日本一はおろかクライマックスシリーズを勝ち残れないと思います。
だったら、今シーズンの反省を踏まえて来シーズンへの足がかりとして若手をより多く試合にだして、来年に向けた経験を与えて欲しいです。
では、前評判は高かったのに今シーズンはどうしてダメだったのか、ボクたつとらの自分なりの見解を書いていきたいと思います。
※あくまでも個人の見解ですのでご容赦ください。
采配面の問題
やはり、一番に挙げられるのは采配ではないでしょうか。スタメンが固定出来ない、打順も前の日の試合が良かったのに次の日は変えてくる。
1日悪かっただけで次の日にオーダーを変えるなど、ふらふらしていたと思います。藪氏が言っていたように開幕戦で完勝したのに次の日にオーダーを変えてきて謎だったとありました。
また、ピッチャーが左の時は相性関係なく右を並べる等、何か場当たり的な采配が目立ったような気がします。采配が当たった時はコーチのおかげみたいな感じで「自分の判断ではないのか?」と思ってしまう事もありました。来シーズン、誰が監督になるのかわかりませんが信念をもって出来るだけ固定して望んで欲しいと思います。
計算出来なかった外国人選手
今年の外国人選手は誤算でしたね。実績があるからといって日本の野球に合うかどうかもわからないのにロサリオ選手に年俸3億4000万も払うって。(あのグリーンウェル選手よりも高額....どっちもどちですが)
また、保険として他の外国人野手を雇いませんでした。ロサリオ選手が必ず活躍すると思っていたんですかね。結局は去年と一緒でシーズン途中にナバーロ選手を雇うハメになりました。去年も途中で選手を獲得した反省は生かされてなかったんでしょうか。
ストッパーのドリス選手も安心して最後を任せられるかと言えば、そうでもなくランナーを出した時の投球には迷いがあり四球の連発、最後にタイムリーという場面が多かったですね。ドリス選手は来年もいる可能性は高いですが来年はあまりプレッシャーのかからない中継ぎで頑張ってもらいたいです。
来シーズンはメッセンジャー選手が外国人枠から外れるので最低でも野手2人投手2人の外国人体制で挑んでもらいたいです。
主力選手の高齢化
主力選手の高年齢化も一つの要因ではないでしょうか。クリーンナップを張る福留選手、糸井選手はどちらも高年齢で1シーズン通しての活躍は出来ませんでした。糸井選手は怪我が多かったのもありますが。
要所要所ではベテランの活躍でゲームを勝ち取って来たので助かった場面もありましたが、それに取って代わるような若手がもっと出て来て欲しかったです。
また、中継ぎも藤川投手、能見投手等ベテランに頼らざる得なくなり、シーズン終盤では打ち込まれる場面もありました。
ただ、若手も一部の選手しか活躍できてないのもあり、仕方ない場面もあるでしょうが、来期はどんどん若手が出て来てベテランを隅に追いやるような活躍を期待しています。
甲子園で勝てない
ホームゲームでの弱さも露呈しましたね。あんなに声援を受けながら勝てないとなると逆に声援がプレッシャーに感じたのかもしれません。ビジターでは勝てる相手も甲子園では勝てない。巨人には甲子園で3タテを喰らうし、いい所があまりなかったですね。
今日(10月1日)も負けて甲子園だけの借金が17と球団ワーストに並んだそうです...ホームで貯金があれば今頃2位だったのかもしれないけれど...
雨で試合が流れすぎたのもあるのでしょうか。金本監督は「甲子園では勝てないなぁ」ぼやいていたそうですが、勝てないなりの対策はできなかったのでしょうか。とりあえず、来年はホームで強くなる事を期待します。
故障者続出
活躍した選手が次々に故障したのもファンとしてはつらかったですね。セカンドで活躍し今年こそは規定打席3割でシーズンを終えて欲しかった上本選手は、まだシーズン序盤で怪我してしまいましたね。
せっかく好調だっただけに残念です。もともと怪我が多かった選手だけに体を大事にして欲しかったのですが全力で試合に挑んでいたので仕方ないですね。
また、上本選手に代わってレギュラーを手にしていた北條選手も今年は打撃が向上して常に3割をキープして糸原選手との1、2番で固定されていただけに残念でしたね。北條選手怪我から阪神は借金がどんどん膨らんでいきましたね....
原口選手も残念でした。今年は代打の切り札として驚異的な打率を残していたのに大事な時期に故障してしまって本当に終わったかなと思いました。相手チームも原口選手が代打として残っていたなら、怖いと思っていただろうと感じていただけに相手チームにしたら安堵したのではないでしょうか。なかなか試合に出してもらえず代打であの成績なので、せめて一塁でもと思いましたが、本人の意思を尊重したのでしょう。一塁での起用はほぼありませんでしたね。
良い部分が来年に繋がるように
と、まあ多分ファンの皆さんが思ってたような見解にはなったと思いますが、多少なりとも希望はありました。
糸原選手のスタメン定着、矢野現2軍監督以来に梅野選手が正捕手に定着したこと、ちょっと遅かったんですが藤浪投手の復活、陽川選手の一軍定着、また、これは記念になりますが鳥谷選手の2000本安打達成と良い事も多少なりともありました。
これが、来年良い方向に転がっていけば来年への望みに繋がると思います。
あと、今年は1年間通しての先発の柱がいなかったのも痛かったですね。来年は、どういう形(ドラフト・FA・新外国人・若手投手)でもいいので即戦力の先発の柱が出てくる事を期待します。
ということで目の前のクライマックスよりも来年に向けた信念を持った球団作りを今からして欲しいと思います。いっそのこと、残り試合もう中堅、若手をどんどん使いまくっていいんではないでしょうか。
今年の阪神の成績からして、この記事は余り書きたくはなかったのですが意外にも筆が進みました。
ボク、たつとらは半端な1ファンですが次は、良い記事が書けるように願っています!
ではまた。